実施内容
項目 | 備考 |
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既往歴の調査 | 服薬歴及び喫煙習慣の状況に係る調査(質問票)を含む |
自覚症状及び他覚症状の 有無の検査 |
理学的検査(身体診察) |
身長、体重及び腹囲の測定 | 腹囲の測定は、厚生労働大臣が定める基準(BMIが20未満の者、もしくはBMIが22未満で自ら腹囲を測定し、その値を申告した者)に基づき、医師が必要でないと認める時は、省略可 腹囲の測定に代えて、内蔵脂肪面積の測定でも可 |
BMIの測定 | BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗 |
血圧の測定 | |
肝機能検査 |
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血中脂質検査 | 血清トリグリセライド(中性脂肪)の量 高比重リポ蛋白コレステロール(HDLコレステロール)の量 低比重リポ蛋白コレステロール(LDLコレステロール)の量 |
血糖検査 | 空腹時血糖又はヘモグロビンA1c(HbA1c)又は随時血糖 |
尿検査 | 尿中の糖及び蛋白の有無 |
「詳細な健診」項目について
以下の判定基準に該当する者のうち、医師が必要と認める者については、詳細な健診を実施する(基準に該当した者すべてに対して当該健診を実施することは適当ではなく、受診者の性別、年齢等を踏まえ、医師が個別に判断する必要がある)。その際、健診機関の医師は、当該健診を必要と判断した理由を健保組合へ示すとともに、受診者に説明すること。
なお、他の医療機関において実施された最近の検査結果が明らかで、再度検査を行う必要がないと判断される者、現に糖尿病、高血圧症、脂質異常症、虚血性心疾患、脳血管疾患等の疾患により医療機関において管理されている者については、必ずしも詳細な健診を行う必要はなく、現在の症状等を踏まえ、医師が個別に判断する必要がある。また、健康診査の結果から、直ちに医療機関を受診する必要があると判断された者については、確実な受診勧奨を行い、医療機関において、診療報酬により必要な検査を実施する。
(1)誘導心電図
当該年度の健診結果等において、収縮期血圧140mmHg 以上
若しくは拡張期血圧が90mmHg 又は問診等で不整脈が疑われる者
(2)眼底検査
当該年度の特定健康診査の結果等において、血圧又は血糖が、次の基準のいずれかに該当した者
【血圧】 収縮期140mmHg 以上又は拡張期90mmHg 以上
【血糖】 空腹時血糖値が126mg/dl 以上、HbA1c(NGSP 値)6.5%以上、随時血糖が126mg/dl 以上
(3)貧血検査
貧血の既往歴を有する者又は視診等で貧血が疑われる者
(4)血清クレアチニン検査
当該年度の特定健康診査の結果等において、血圧又は血糖が、次の基準のいずれかに該当した者
【血圧】 収縮期130mmHg 以上又は拡張期85mmHg 以上
【血糖】 空腹時血糖値が100mg/dl 以上、HbA1c(NGSP 値)5.6%以上又は随時血糖が100mg/dl 以上